育児・子育て

つまずいたっていい!『失敗』を『成長の糧』にできる子育て論

私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。

これは発明家エジソンの言葉です。

エジソンは『失敗』について多くの言葉の残しており、失敗を成功への一歩と捉えていました。

僕がエジソンについてしっかりと学んだのは就職してからなのですが、日本人の教育や考え方との違いに衝撃を受けました。

今では僕の失敗の考え方はエジソンが基盤になっています。

もう少しエジソンの考え方に早く出会っていれば、もう少し失敗を乗り越えて来れたのではと思うほどです。

今回は、そんな「失敗」を「成長の糧」にできる考え方の育て方についてお話しします。

参考にしていただけたらと嬉しいです。

日本の教育は答え探し


現代家庭や教育現場では、こどもたちが失敗し、試行錯誤できる機会が十分に与えられているとは言えません。

皆さん、算数の授業を思い出してください。

日本の教育は算数のように答えを求めるものが多いです。

正しい答えは正しい、間違った答えは間違い

このように区別がはっきりとついていることが多いのです。

そのため、柔軟で多角的な視点が育ちにくい環境であると僕は考えます。

そして、完璧思考の多い日本人は一つの答えばかりを求めがちですが、答えが一つのものはたどり着くのが難しいため失敗する可能性も高くなります。

そうして自分を追い詰めてしまうのです。

また、東京大学で失敗学という学問に取り組んだ畑村洋太郎名誉教授によると、挫折を知らず順風満帆な人生を歩んできた東大生の多くには、失敗を恐れてしまう傾向があるそうです。

このように、失敗しないように生き続けると、さらに失敗を恐れてしまう傾向になるのです。

そのため、畑村教授は失敗を「ワクチン」にたとえ、親はこどもにたくさん失敗の経験をさせることで、心と体に失敗という抗体を作っておこうと唱えています。

それでは、失敗してもくじけない心を育てるためにはどうすればいいのか、お話ししていきます。

失敗を成長の糧にする子育て

先回りをしない


これが失敗を成長の糧にできる思考を育む一番大切なことです。

僕たち親は、こどもの失敗を心配するあまり、先回りをして障害物を取り除いたり、失敗から守ろうとしがちです。

気持ちは分かりますが、これはこどもの成長にとって最も悪影響を与えます

このような親を「ヘリコプターペアレント」と言いますが、このような親はこどもを無気力にしてしまうことがあるそうです。

アメリカのメアリー・ワシントン大学が2013年に行った調査では、ヘリコプターペアレントに育てられた大学生はうつ病になりやすいという報告がありました。

また畑村教授は、「失敗は一見遠回りに見えるが、そこから答えを模索していくやり方の方が、どんな場合にも柔軟に対応できる本物の力が身につく」と言っています

そのため、親は先回りをせずに見守ることが大切です。

こどもが日々の小さな失敗を繰り返し、失敗に対して抗体を作ることができるようにしてあげましょう。

自分で目標を決めさせる


先ほども話しましたが、親が必要以上にこどもに関与することはあまりよくありません。

そのため、自分で目標を決められるように支援してあげてください。

誰かが与えた目標より、自分で考えた目標の方が頑張ろうと思えますよね。

好きなことや興味のあることについて自分で目標を決めると、こどもは途中で失敗しても目標のために頑張ろうと考えます。

失敗しても目標のために思考する過程こそが大切になります。

「失敗」は「改善の機会」と教える

スタンフォード大学の発達心理学者キャロル・S・ドゥエック教授は、「失敗を改善の機会と捉える人は、失敗しても諦めずに粘り強く挑戦を続けられる」と言います。

自分で目標を決めて取り組む過程を繰り返すうちに、こどもは失敗から学びを得ることができると理解します。

こどもを才能や結果で評価せず、挑戦し続ける過程を褒めましょう。

こども自身が「まだできていないだけで、努力すればきっとできるようになる」と考えられるように勇気づけてあげましょう。

振り返る習慣を身につける

失敗はした後が大切です

失敗から「次はどうすれば良いのか」、「ここまでは良かった」などを振り返りましょう。

振り返る時は「もっとうまくいく方法はあったかな?」といった声かけをしてみてください。

すると、こどもは自分なりに改善点を考え、もっと努力ができるようになります。

畑村教授も失敗した時は「こうすればうまくいく」という正解ではなく、失敗するまでの道筋を思い起して「なぜ自分たちは間違えたのか」と考えることが必要だと言います。

そして、振り返る習慣を身につけることで、自分で考える癖がつきます。

失敗談を伝える


失敗は誰だって目を背けたくなるものです。

悔しかったり、恥ずかしかったり、苦しかったり。

それはこどもも同じです。

ですが、失敗=ダメというイメージが先行しないように親が自身の失敗談を話してあげることも大切です

こどもは一番近い親の背中を見て育ちます。

そのため、親自身も良く失敗すること、失敗をしてからどうくぐり抜けてきたかなどを伝えてあげると効果的です

そして、失敗談を笑い飛ばす位の余裕を見せると失敗の恐怖心を和らげることに繋がります。

もっと頑張れと言わない


失敗をしたときに一番苦しいのはこども自身です。

そんな時に「もっと頑張れ」と声をかけても追い詰めるだけです。

あなたもこどもの時に、「頑張れ」と言われて「もう頑張っているよ」と思ったことは多いと思います。

それはこどもも同じです。

親ができる事は、疲れているこどもにおいしいご飯を出してエネルギーを回復させてあげたり、こどものことを信じて見守ることです。

まとめ

間違い=失敗ではない。

日本人はどうしても『答え』を求めてしまいます。

ですが、世界には多様な考え方が広がっています。

今あなたが持っている『答え』が全てではありません。

だからこそ、幼い時から失敗を成長の糧にする習慣を身につけて、強いメンタルを作ってほしいなと思います。

そして、多角的な視点で見れる大人になってほしいですね。