育児・子育て

『あいさつ』できないのは親のせい!?親が手本になる挨拶教育

最近、「挨拶ができないこどもが増えている」と耳にします。

近所付き合いとか減ったり、親族の集まりも少なくなったり、こどもが挨拶する機会は確かに減っています。

ですが、本当にそれだけでしょうか?

挨拶ができない大人は増えていませんか?

ふと思い返した時、不安になられた方は自分が挨拶をしっかりとしているか振り返ってみてください

そして、あなたのお子さんはどうですか?

確かに、昨今は地域とのつながりも薄れ、挨拶をする機会が格段に減っています。

ですが、それを理由に挨拶ができないというのは、理由にならないと僕は思います。

挨拶は社会人として大切なコミュニケーションスキルです。

挨拶ができることが、仕事などで大きな助けになることもあります。

今回は、そんなコミュニケーションの入り口である『挨拶』を、どのようにこどもに教えるかお話しします。

ぜひ、参考になればと思います。

「挨拶なんてできなくても大丈夫」と思われている親がいるのであれば、それは危険な考えです

こどものためにしっかりと挨拶を教えてあげてください。

そのために、あなた自身が成長してほしいと願っています。

挨拶はメリットが多い

さて、ここまで僕がオススメする挨拶ですが、その最大のメリットは『単純接触効果』と『会話のきっかけになること』です。

単純接触効果【ザイオンス効果】


単純接触効果は、アメリカの心理学者であるロバート・ザイアンスが論文にまとめたことで知られることになった法則で、ザイオンス効果とも呼ばれます。

単純接触効果は、同じ人や物に繰り返し接触すると好感度や印象がアップする法則です。

これはビジネスにおいても重要な役割を果たしており、CMや広告を何回も見ているうちにその商品がよく見えるのはこの効果です。

そして、この単純接触効果を発揮しやすいのが『挨拶』なのです

その理由は……

  • 一日に何回も使える
  • 定型文で簡単
  • 挨拶が当たり前という風習

挨拶は「おはようございます」「こんばんは」など、時間帯によって言葉が変わるため何度でも使用することができます。

仕事でも「よろしくお願いします」「お疲れ様です」

食事でも「いただきます」「ごちそうさまでした」

他にも「ありがとうございます」「ごめんなさい」「いってきます」「ただいま」など。

一日の中で何回も使用することができます。

さらに、使う言葉が決まっているので簡単です。

そのため、簡単に接触する機会を増やすことができます

そして、挨拶が当たり前という風習があることで、挨拶できるだけで印象アップにつながります。

これらによって、単純接触効果が高めやすくなっています。

会話のきっかけになる


先ほど、挨拶をコミュニケーションの入り口と言ったように、挨拶は会話のきっかけを作ってくれます。

挨拶なしにいきなり話を始めるより、挨拶をしてから会話を始める方がスムーズですよね。

挨拶を会話のきっかけにして、数多くコミュニケーションを取ると更に距離が近づきます。

上司や先輩との距離を詰める時には、この方法が一番簡単です。

仕事とはいっても私情は生まれてしまうもの。

気に入っている後輩や部下を成長させたい、挑戦させたいと思うものです。

なので、上司や先輩から好かれるということは、得はあっても損はありません

【重要】教え方の心得

親自身が挨拶のできる人間になる

今回のお話しで、一番重要な部分はこの心得になります。

  • イヤホンをしてレジで会計をする人
  • スマホをいじりながら目も合わさない人
  • 挨拶をされても返事をしない人

一番最初にもお話ししましたが、昨今は挨拶をしない大人が増えています。

こどもは日々観察しています。

こどもの成長は模倣から始まると言いますが、その対象は一番近い親であるあなたです。

どんな場所でどんな挨拶をするのか、どんな行動をして会話をするのか。

あなたをお手本にしながら覚えていきます。

だから、こどもが挨拶ができない原因は親である可能性が高いのです。

まずは、親であるあなたが家族や買い物などで意識的に挨拶を言葉がけていきましょう。

これが挨拶を教える上での大切な心得です。

具体的な教え方

心得は理解していただけましたか?

これから具体的な教え方についてお話ししますが、なにより一番大切なのは親が見せることです。

それを理解した上で先に進んでいただけたらと思います。

こどもの前で挨拶をする

「おはようございます」は朝起きたら時だけでなく、近所の人に会った時などにも使います。

このように日本語は同じ言葉でもタイミングにより使い分けが必要なことがあります

こどもはそれを理解するのに時間がかかりますので、親が日々の生活の中で見せてあげましょう。

他にも、「いただきます」をする時に手を合わせるなど、行動もセットで見せてあげましょう

こどもが分かるようになった時に、なぜ手を合わせるのか伝えてあげればよいです。

表情にも意識する


あなたはどんな表情で挨拶をしていますか?

気持ちの良い挨拶は言葉や行動だけではありません。

表情も重要なポイントになります。

「おはようございます!」

ニコっと笑顔で挨拶をしてみてください。

あなたの心も軽やかになりますし、こどももそんな部分もちゃんと見ていますよ。

挨拶をされたら必ず返す

挨拶はお互いの存在を認め合う行動です。

なので、挨拶をしてくれる人には必ず挨拶を返すようにしましょう。

挨拶を返さないということは、相手の存在はどうでもいいと言うメッセージになり、最も相手を傷つける行為です。

お互いに挨拶を交わし合うのはコミュニケーションの基本と教えます。

気持ちを込めて

挨拶の「挨」は心を開く、「拶」は相手に近づくという意味があるそうです。

挨拶をする時は、その言葉の意味を思い出しながら相手の顔を見て気持ちを込めましょう。

こどもにはスキンシップを交えて、手をつないだり、ハグをしながら挨拶をすることも効果的です。

スキンシップを取ることで「オキシトシン」の分泌を促すメリットもあります。

オキシトシンについては下記の記事で説明しています。

できなくても責めない


こどもが挨拶をしない背景には「恥ずかしい」「照れくさい」「素直になれない」といった想いがあります。

そんな時に、挨拶を強要したり、強く叱ったりすると挨拶が嫌いになってしまいます。

他にも人と比べたり、責められると、愛されていないと感じたり、自信をなくしてしまう可能性があります。

それでは本末転倒です。

挨拶が苦手な場合はあせらず、前もって「おばあちゃんの家についたらなんて言おうか?」と心の準備を促したり、挨拶ができたら一緒に喜んであげるなど、こどものペースに合わせましょう。

まとめ

挨拶の大切さを理解していただけましたか?

子育てにおいては、親が見せることが大切なことが数多くあります。

だからこそ、親自身も成長しなくてはならないのです。

挨拶を習慣にして、挨拶のできるこどもにしてあげてほしいなと思っています。