生まれて間もない赤ちゃんに母乳やミルクをあげた後にお口からミルクがタラリと出てくることありませんか?
そんな赤ちゃんの哺乳とお腹のことについてお話していこうと思います。
哺乳の機能はいつ完成するの?
赤ちゃんのごっくんと飲む運動(嚥下運動)はお腹の中にいる時にすでに確立されます。在胎16~17週ごろから見られ始め、哺乳瓶や母乳を吸う動作(吸啜運動)は、在胎20週ごろから見られ始めます。
実際に哺乳瓶からミルクを上手に飲めるようになるには、嚥下、吸啜のほかに呼吸の動作がバランスよく行える必要があるため、在胎32週以降になって可能となります。
なので、早産で早くお生まれになってお子さんや体重が少なく低出生体重児の赤ちゃんでうまく哺乳ができない!という方はもしかしたら、まだ成長が追い付いていない可能性が考えられます。
焦らず、その子の成長を待つことが大切です。
それでは、本題の溢乳いつてお話していきます。
赤ちゃんのお腹の中を見てみよう!
それでは、生まれたばかりの赤ちゃんのお腹はどうなっているのでしょうか?大人との違いを見ていきましょう。
- 生まれたばかりの赤ちゃんは胃の容量が30~60ml
- 胃の容量は生後一か月で90~150mlに拡大する
- 赤ちゃんの胃は大人と違い縦型
- 胃と食道の間の弁が未熟
- 胃がねじれやすく、空気がたまりやすい
意外と多いですね。詳しく説明していきます。
- これは言うまでもなく、生まれるまでほとんど胃を使っていないので、生まれたばかりの赤ちゃんは胃の中にこれだけしか入れることができないのです。まずそれを理解してあげてくださいね。
- しかし、赤ちゃんの成長は著しく、たった一か月でこれほどまで大きくなります。こどもの成長速度おそるべし。
- 大人の胃の形は、某胃腸のお薬や栄養ドリンクに書かれているイラストをイメージしてください。あの形にはちゃんと意味があって、食べたものが逆流しずらい構造になっているんです。しかし、赤ちゃんの胃はツボのように縦型になっており、腰を持ち上げたりするだけで、容易に逆流しやすいのです。
- 大人は胃の入り口にある「食道括約筋」がしっかりしています。そのため、逆立ちをしたくらいでは嘔吐しません。ですが、赤ちゃんはこの機能もまだまだ未熟です。そのため、食道に逆流しやすいのです。
- あかちゃんはげっぷが上手にできないので、もともと胃に空気がたまりやすいです。さらに、胃を固定する靭帯が緩いので、ねじれやすくなっています。そうなると、空気がたまりやすく、腹痛を起こしたりします。このねじれはうつ伏せにすると治りやすいので、そばを離れなくてよい時間が取れる時に試してみると良いでしょう。
溢乳は問題ない
今までの話で、赤ちゃんが吐きやすいということはご理解いただけましたか?つまり、赤ちゃんはミルクを吐くのは多量でなければ普通のできごとなのです。
そのため口からタラリと垂れる溢乳の正体は、げっぷをさせようと背中をトントンした時に、空気と一緒に上がってきたミルクだったり、胃の容量より少し多かったりした時に上がってきたミルクなのです。
赤ちゃんは意外とへっちゃらで生きてます。
ですので、どうか心配なさらないでくださいね。
こんな対応をしてあげて
これらのことから、新米パパママさんにはこんな対応を赤ちゃんにしてあげてほしいと思います。
- 哺乳後はしっかりとげっぷをさせてあげる
- オムツ交換は哺乳の前がベスト
- オムツ交換は足を持つで、腰を持つ
- あまり泣かせすぎない
- 頭から抱き上げる
- 寝ている時などはガーゼを当ててあげる
まとめ
いかがでしたか?
育児は初めてのことも多く、不安なことも多いと思います。日中ママさんだけだと、普通のことでも不安になったりするものです。でも、お子さんのためにも正しい知識で対応して、より良い育児ライフを送っていただけると幸いです。